郵政民営化のゆくえ

新自由主義政策を急進的に進めた(結果、日本を、貧困層を膨大に生み出し続ける社会に陥れた)小泉・竹中以降の自公政権ですが…
小泉氏の総理辞任以降、ついにここまで選挙を経ることのない正統性なき政権が続いてきたことになる(本当に日本って民主国家か?)。


麻生政権になって、鳩山総務大臣かんぽの宿一括売却に待ったをかけた。
麻生氏も、「自分は郵政民営化に反対だった」とか「郵政民営化の責任者は竹中氏で自分ではない」とか言って(正確ではないかもしれませんが)、郵政民営化の見直しを匂わす発言をし始めた(正確には「四分社化見直し」だったか…)。
それを機に小泉氏が麻生批判を始めた。

この小泉氏のパフォーマンスよりも、「小泉劇場よもう一度」とばかりに浮き足立ったメディアのありよう(雨あられに浴びせられるフラッシュ)に、違和感を感じたのは僕だけでしょうか?
しかし、あれだけのパフォーマンスの挙句に、定額給付金(を含む補正予算)再可決で欠席したのは、小泉氏とあと一人のたったの二人。
小泉氏の影響力の低下は誰の目にも明らかとなった。
それを悟ったかのように「政局発言しない」宣言がなされた。
しかし、かんぽの宿問題が国会で引き続き問題視される状況を前にして、その舌の根も乾かぬうちに「当初方針通り売却を」の旨発言されたようですね。


竹中氏は竹中氏で、各種メディアで鳩山総務大臣の「待った」を散々批判していましたが、いざ国会での意見陳述を求められた参考人招致はものの見事にブッチしましたね。
郵政民営化担当大臣として郵政民営化法案に関わった責任者が、国会での意見陳述を拒否すると。
参考人招致を拒否しておいて、今日のサンプロでは竹中氏はまたも得意げに(?)演説をぶっていたらしいですが…
国権の最高機関たる国会がここまでコケにされていいのだろうか?
民主主義がここまで軽視されていいのだろうか?
選挙によって国民の信託を受けた国会議員も勤めたはずの竹中氏が?
これはさすがに証人喚問ものでは?


小泉氏と竹中氏のメディアへの登場場面を勘案してみると…
かんぽの宿売却阻止、郵政民営化ゆり戻しの動きが活発化してくるころのようですね。
やっぱり例の、郵政民営化の実現(民間への株式完全売却)の暁には、莫大なリベートアメリカから(?)貰えるという話は本当だったのでしょうか?
いずれにしても郵政疑獄は徹底的に追求しなければなりませんな。
鳩山氏も頑張ってはいるようですが(?)、所詮は郵政民営化法案を採決した与党側ですからね(自分の首を絞める面もあるため、どうしても追求は甘くなるでしょう)。
郵政疑獄の解明のためにも、政権交代が是非とも必要でしょう。


参考サイト
喜八ログの竹中平蔵さん、出番です!とか竹中平蔵さん、国会に行ってくださいとか「同調者は1人だけ!」小泉エンドとか「笑っちゃうくらいあきれた」小泉純一郎とか(他多数)